6月5日に発売される「小田和正 名曲全集Vol.1.2.3」の収録曲をご覧になって・・・

「あっ!あの曲がまた入ってへんがな!」と思われた方は「小田学 3級」のレベル間違いなしです。

2016年4月20日に発売されたCDアルバム「小田和正 あの日 あの時」や、前回、ドレミ楽譜出版社から発売された「ピアノ弾き語り 小田和正 あの日 あの時」にも収録されていなかった曲・・・。

そうです!「hello hello」です。

過去のブログでも・・・

「hello hello」が入ってない!

なぜ小田さんは♪hello hello♪を歌わないのか? ・・・で特集をしています。

ライブではその後、ENCORE!!やENCORE!!ENCORE!!で2回目のメンバー紹介をからめて歌われていますが・・・。

「hello hello」を聴くと・・・

「あ~もう今日のライブが終わってしまうんだ・・・」とチョット、寂しくもあり、満足感も沸き上がり・・・バンドの皆さん(いつもキャピキャピの金原さんは除く)の「何とも言えない表情」を横目で拝見しつつ、ゆっくり花道を歩まれる小田さんを目で追っている自分がいます。

数奥のファンの方が勇気づけられる・・・背中を押してくれる・・・と根強い人気を誇っています。

これを名曲と言わずして・・・。

PRESS Vol.355で小田さんの曲の中で「人生の応援歌」と思える曲として堂々の同率6位に入っています。



2019年8月2日NHK総合「あさイチ」で松丸亮吾さんがご出演された際、お母さんの遺言の話題の中で「hello hello」が取り上げられていました。

この時に涙腺崩壊された方も数多くいらっしゃったことでしょう。

「hello helloが作られた経緯

この「hello hello」という曲は、2011年7月23日に全国で公開された映画「ロックわんこの島」の主題歌として書かれた曲だそうです。 映画.comニュースの記事を引用させていただくと・・・

フジテレビ「めざましテレビ」の人気コーナー「きょうのわんこ」での実話エピソードを基にした映画「ロック ~わんこの島~」(中江功監督)の主題歌を、小田和正が担当することがわかった。タイトルは「hello hello」で、本作のために書き下ろした。

映画は、2000年8月三宅島雄山の大噴火で逃げ遅れ、飼い主からはぐれてしまった1匹の犬「ロック」と、東京で避難生活を送り、その後ロックと再会するものの、新たな別離に直面する家族の物語。避難所生活を余儀なくされた家族のきずな、そして復興にかける島民のきずなを描いた。佐藤隆太麻生久美子倍賞美津子、子役の土師野隆之介がロックの飼い主である、野山一家を演じる。

臼井裕詞プロデューサーは「現在復興した島民の笑顔の裏にあるこの10年間の悲しみや苦労、そして復興にかける島民のたくましさを伝えられるのは、小田和正さんしかいないと思いオファーした」と経緯を説明。そして、「『hello hello』を聞いたとき、曲が持つ温かさや優しさが、この映画を見てくれた観客に力強い希望を与えてくれると確信しましたね」と自信を見せた。

ワンちゃんがお好きな方は必見です。あっ!もちろんネコちゃん愛好家の方も・・・。

曲自体は2011年4月20日発売のアルバム「どーも」の4曲目に収録されています。

「hello hello」が今回の名曲集に掲載されない理由は付き人が知る由もないですが、今の状況下で是非、聴くだけでなく、自らも歌って演奏したい曲です。

因みに10年前の2011年7月15日発行の「やさしく弾けるピアノ・ソロ・アルバム 小田和正」(有)ケイ・エム・ピー刊 には収録されていますが、現在は廃刊になっており、メルカリかヤフオクに頼るしかありません。(・・;)

蛇足

この映画の監督・・・中江功さんは、付き人の大好きなテレビドラマ「ドクターコトー診療所」の監督でもあります。

中江さんは離島ドラマの達人ですね。

ドラマ「ドクターコトー診療所」を観て医者になられた先生のなんと多いことか!

コトー先生のように患者はもちろん、地域住民にも慕われる医者になりたい!・・・初心を今一度、思い出して欲しいですね。

この「ドクターコトー診療所」の2004年に放送された後編で、医者を目指すため東京の難関私立中学校に入学して島を出ていく行く剛洋(たけひろ)くんの送別会で、小学校の友達が「BELIEVE」を歌う感動的なシーンのロケ風景をご紹介します。

この「BELIEVE」はもともとNHK「生きもの地球紀行」1998年発表のエンディングテーマです。

小学校の卒業式でもよく歌われる歌だそうです。

この歌を聞いて、今の出口の見えない異常な状況にも「力強い希望が沸き上がる歌」として小田さんの「hello hello」とともに付き人の脳内を駆け巡っています。