2022年2月13日ひかりTVで放映された「矢野顕子とおともだちー清水ミチコが聞くヒストリー」に小田さんがご出演されました。

何らかの事情で視聴されていない方々のために会話内容をご紹介させていただきます。

今回はこの前半部分をお届けします。

チケット争奪戦の火ぶたか落とされ、チョッと精神が高ぶった状態になっている今日この頃。

ここらで気分転換して気持ちを鎮めましょう。

けっこう、面白いです。

文字に直してもその雰囲気が伝われば幸いです。

素人の聞き取りなので間違っていればごめんなさい!

会話の区別は色でおこないます。

矢野顕子さんは赤

小田さんは青

清水ミチコさんは黒

ナレーションは細字の黒

では、はじまりはじまり!



このあと小田和正さんがいらっしゃいますけど、小田さんとは何年ぶりになるんですか?やっぱり番組の何かでご一緒した・・・ぶりになるんですか?

もしかしたら一昨年(おととし)の「さとがえるコンサート」だと・・・以来かなぁ?

出られたんですか?

あの~「さとがえる」の時ゲストで出てくださった。

そうだったんですか。何うたったの?

え~っとね。「中央線」とそれから「You’ve got a Friend」

ふ~ん

矢野顕子と小田和正・・・ふたりは「矢野顕子30周年記念アルバム」の時に初めて共演。

その時に歌った曲が「ザブーム」の宮沢和史が作詞・作曲したこの「中央線」

以後、お互いのコンサートに出演するなど親交を深めてきた。

番組後半はもう1人のお友達・・・その小田和正さんがやってきた。

小田和正さんです。よろしくお願いします。

よろしくお願いします。

2人は旧知の仲ということで・・・

へッ・・・。(笑)

最後に会ったのは多分「中央線」を演奏した「さとがえるコンサート」じゃないかって・・・矢野さんがさっきおっしゃってました。覚えてますか?

あ~あのテレビの後に出たのかな?

クリスマスの約束の後って?

いや!

あっ!どっちが先だろう?

いやいや・・・あ~⤵

 

なに?しりとりみたいな?質問になんないよ!

でもまぁ、同じよ~な時期ということで・・・

私でもドームに観に行ったことがですけど・・・すごいんですよ!自転車で登場したりとか・・・。

へ~そうなんですか?

初めてみる人、ホントびっくりしますよ。

は~

私は最初武道館で昔拝見したんですけど、その時既に縦横無尽にね駆け回って・・・。

どうなってんの?体力・・・。

その時、ビックリした。

走るのんタイヘンだからその・・・自転車・・・ドームはね。

ははは そんな人いる?

武道館の時から2人でうんと離れて・・・こう・・・あれ武道館?

あれ武道館!

あれ、面白かったね。

どっちがどっちのコンサートに出たんですか?

彼女が僕のコンサートに来てくれて・・・その・・・ただ2人並んでもつまんないから、こう・・・なんて言うの?花道の先へ2人がいて、こうすごく離れた距離でやろう・・・ていうんで・・・。

へ~で何を歌ったか覚えて・・・?

「中央線」ですね。もう私たちの曲みたいなもんです。ははは

宮沢さんのもんですよ。お願いします。

ごめんね。

・・・で私の武道館にも何と小田さん、観に来てくださったことも

そうですか

なぜか綾戸智恵さんの隣だったんですよね・・・覚えてます?

あ~全然覚えてない!

あはは・・・正直だなぁ~2人とも・・・。

いやいや。

ここの初対面はこういう感じで、お2人は初対面の前にあれか?矢野さんのカバーされたミュージックを聴いたのが・・・

会ってないけどね。

「はじめてのやのあきこ」というアルバムで歌われたこと・・・覚えてます?全部覚えてるかどうか?

「中央線」?

はい。

それは最近だよね・・・わりと。

わりと最近・・・。

多分21世紀だったと・・・。

雑っ!

21世紀か?そうだな。

私は矢野さん・・・覚えてないと思うけど矢野さんとしゃべってて小田和正さんの「今なんて言ったの?」・・・だっけな?あれはスゴイ作曲なんですよって力説なさった。

私が?

うん。

あ、そう?

努力して出来るわけじゃないんだって・・・。

私生意気な・・・。あそ~・・・へ~。

でもやっぱり「今なんて言ったの?」ってスゴイですよね。

いやいや・・・ほめていただいて。

もう小さい頃から作曲してたんですか?

いや・・・なんですか?小さい頃って・・・。

まぁ、高校生ではもうしてましたでしょ?

してませんよ~。

えっ?

プロになってから?

要するに僕らは・・・その歌い始めてプロみたいなことで、その頃オリジナルというのを歌っているヒトはあんまりいなかったですね。

え~?

だから俺なんかその・・・洋楽好きだったから、洋楽を全然ウケないんだけども歌ってて、その内周りがドンドンそのオリジナルって言う・・・今、オリジナルって言わないじゃない?

言わないですねぇ!

オリジナルじゃないと何かもう通用しないみたいなことを言われて・・・それで作り始めたたんだ。だから数年はコピーの時代だよね。だから大学出てからですよ。

自分の曲歌ったら一番しっくりしたでしょうねそりゃ・・・。

あ~初めて聞かれたけどもね。それ。それまではコピーも結構しっくりしたから・・・。

あはははあは~。

この2人だめだ!

コピー好きだったからね。

ま、当然、好きな人の曲をコピーするんですよね。

そっそ!それでオリジナルって言うのはそんなに音楽的な知識が無いし、知ってる範囲の中でしかできないから転調したのはいいけど元に戻れないとか・・・そういう感じだったからね。

道に迷うんだ。

そうそうそう!迷いっぱなしで・・・解決する方法がもう見つからないって言うのは本当に1年や2年じゃなかったよね。

それってその・・・お2人でやってたとき?

そうそうそう!見よう見マネで・・・。何かココ変だけどいいっか?みたいな・・・。

あの・・・えっと私が唯一オフコースと対バンじゃないけど一緒に色んな人がたくさん出る時に出たのが共立講堂ってのがあって、そこで私はもうデビューしてて、そしてその時の一番メインは甲斐バンドだったんですよ。それでその前の前の前ぐらいで、そしてなんと私の前にオフコースだったんです。・・・で出番が近いから楽屋で聴いていて「あ~なんかきれいな声のヒトだな~みたいな・・・そういってお顔は見てないです。それが初オフコースでした。

小田さんは初矢野顕子は何(なに)だったんですか?テレビかなんかでした?

(腕を組み目をつぶって必死に思い出そうとする小田さん)いや~・・・また思い出せないね。

20世紀かな?だって・・・。

でも多分、ワタシがYassのカバーした時くらいじゃないですか?

その・・・聴いたのはね。名前は良く知ってたからね。その~とっても優秀な女性のシンガーが居るっていうコトで・・・。

さとがえるコンサートが一番最初の2人の演奏するきっかけだったの?

んんん?あの~えっと・・・え~っと・・・

ちょっとお待ちください

あれかな・・・大阪城ホールかな?

大阪城ホールってなんだ?

え~っとね・・・

すごいところでやってますね。

あ~宮沢君もいた・・・

そうそ!

FM・・・かなんかの・・・

わかった!間違って途中でオレやり直しますって勝手にやり直したヤツだ。

そんなことは覚えてるんだ!

間違えたの?コード?

なんかわかんないけど、間違えたのが納得いかなかったから、こりゃやり直さなきゃダメだって・・・。

え~みんな笑ったでしょうね。

うん。受けてたね。

あんまりそういうヒトいないと思う。ね~。

ワタシならともかくね。

そ~ですね。あの時ユーミンもいたよ。

えっ?

ユーミンもいた。

それは記憶にないな。ユーミンがいた・・・。

違うかな?

違う。

ごめん!多分、全部ごっちゃになってると思う。すいませんでした。はい!

何回かはね。ご一緒してるんですよね。

で、レコーディングも一緒にしていただいて・・・。

私は今・・・今日、DVD持ってきましたけど「小田和正作曲法」をネタにしてるの

なんかで・・・いや聴いてないんだけど何かで読んだな

ほんと?ははは

コードに特徴があり、メロディも・・・。

二文字くらい・・・で歌い始める・・・で色んなものはいらないんだ。

ねぇ~・・・とか?

そうそう!

もぅ~とか

は~

キラ・・・とか

あ~

・・・で始めて、オレは余計なものはいらない都会育ちだから・・・

都会育ち!

ははは・・・

それで後はねぇ~あ・・・しゃべらない!さだと違うから。

なに?さだと違うから?

愛嬌が無いって自分で言う・・・。

はい

だけどまぁ、今のはかない言葉がすごい早口の競争みたいにしゃべってって消えていく人が多い中でひとり長距離ランナーみたいなことでオレは走ってるみたいな感じなんです。

ふ~ん

いいじゃないですかぁ~

それでもその通りだよね

その通りだと思う!

あたしみんなのうたの今年、何十周年・・・あれすっごい好き!

あっ・・・そう。

画像ね・・・イラスト・・・アニメーションも素晴らしいし、歌も、あれをみんなのうたで・・・一応対象はよく聞くのは子供たちにしても全然これは人間全体の歌っていうか・・・聴いたことない?

うんん?

聴いて~!

いやいやそんなこと言っていただいて・・・

こんど君と・・・こんど君が会う時は~♪っていうね

いやいや・・・うれしいです。

やっぱり締切・・・たぶんNHKの仕事ってキッチリ締切りというのがあって、それまでみたいに自分が作りたい時に・・・とか言うよりもこの日までにお願いしますよって、ちょっと職業というか仕事になっていくワケじゃないですか?それはダイジョウブでした?

いやだめですよ・・・それが辛くてね

私よくわかんないですけど2人の職業っていわゆる芸術じゃないですか?そうすると締切に・・・オマエの情熱をここまでに注いでくれよって言っても難しそうですね。

それはやっぱり果たさなきゃダメだよね。注ぎそこないました・・・じゃだめだと思う。

もうキャリアとして何年になるんですか?デビューして以来・・・。

いや~同じよ~なもんですよ。

(矢野さんを指さして)45周年なんですよ。

50年くらいになるのかな?

もっといってるんじゃないですか?

いやいや50年でしょ?

森山良子さんはどのくらい・・・70年くらいですか?

そんなワケないでしょ?バケモンじゃないんです。

彼女は僕より年上だとずっと思ってたら。イッコくらい下なんだよね。

そういうことってあるんですね。

下なの?

なんかね・・・彼女がジョーン・バエズかなんかが来た時にあんた一緒に来てあがって歌わない?みたいなことを言われたことあったね。

えっ?じゃ高校?

高校3年生の時だ。

で高校3年生の時に彼女のステージを見たことが有るんだけど、それはあの~ザ・ブロードサイド・フォーという黒澤監督の息子さんのバンドが解散するって渋谷の公会堂でザ・ブロードサイド・フォーの人気あったしどんなバンドか?みたいなで観に行ったときに彼女がゲストで出たんだ。

へ~

オレはあんまり彼女の事知らなかったから、こんなきれいな声で歌う人がいるんだなぁって思って

何か小田さんが最後私のんまで見に来てくれるってことはナマでいろんな方のを聴きに行ったり・・・

いや~そんなに行きませんよ。

ホントですか?

(自分を指さし)選ばれたんですね。

選ばれた。

ははは



いかがでしたでしょうか?

「小田節」と「矢野節」のボケに清水さんのツッコミが入って絶妙な爆笑トークが繰り広げられています。

この続きの後編はまたのお楽しみ・・・ということで!