拝啓 TBSクリスマスの約束番組収録責任者殿

番組収録本番前日のお忙しい所、申し訳ございませんがお伝えしたいことが有り筆を執りました。

今回の観覧希望応募者は多数にのぼったと察します。多くの方が涙をのまれた事でしょう。こればかりは仕方の無い事だと理解しています。

ただ、今年の春に放映された、ラムネホールでの「風のようにうたが流れていた」の番組において、客席で多数の空席が映っていました。これだけ空席が有ればもっと、落選した方々に声をかければ良いのに…と思いました。ここでお願いです。今回のよこすか芸術劇場では5階バルコニーの最後列まで1席たりとも空席の無いように、落選した方々に声掛けをお願いします。声掛けの結果、立見がでても良いのではないでしょうか?ファンにとってその場にいる事が重要なんです。

落選された方はきっと番組収録の当日、会社に休みを取って現在も自宅で待機をされています。落選したからといって、自分都合の事で出勤する…なんて組織として許されませんから…。ホテルも鉄道、飛行機代もキャンセル料が発生します。多くのファンの方々の心身共に多くの犠牲がある事を是非ともご認識ください。

空席穴埋めの声掛けの対象者について、遠方だから間に合わない…と言う勝手な思い込みだけはやめてください。北海道でも沖縄でも充分間に合います。

安易なアルバイト要員による空席穴埋めは絶対ダメです。小田さんご自身もそれは望まれていないはずです。一人でも多くのファンに観てもらいたい…そう思われていることでしょう。

貴職の責任において、観たい人に空席を案内し満席で収録を行う…このことを切にお願いします。これが負け犬の遠吠えですが、一落選者としての素朴な意見です。

最後になりましたが、当日の番組収録のご成功、並びに貴社の益々のご発展をお祈りしております。

敬具

2019年12月1日

小田和正さん追っかけヨメの付き人より