先日、1月15日(土)付き人は、かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホールで開催された「鈴木康博 LIVE2022 ~おかげさまで50年+2」に参戦しました。

今回はゲストの元オフコースの追加メンバーだった松尾一彦さんとのやりとりで「めぐる季節」のレコーディングの時の逸話を中心にお届けします。

付き人の記憶力の欠乏によりMCでは無く要約ですのであしからず。諸先輩の方々のブログなら目に浮かぶよ~な再現ができるのですが・・・(・・;)

オフコースとかかわるキッカケは大間ジローさんからオフコースのコンサートがあるから観に行かない?と誘われたのがきっかけで、その後「めぐる季節」のレコーディングをするから音をとりたいと当時のプロデューサーの武藤敏史さんから「キーはE♭です」と言われました。当時の松尾さんは貧乏だったのでDのハーモニカしか持っておらず武藤さんから「なんとかなるだろう!」と東芝のスタジオへ行ってテープをチョッと遅くして(E♭からDに半音下がるように)録りました。その後、ロックウェル(箱根のスタジオ)で録音するからとハーモニカ数本持っていきました。朝昼晩3食メシが食える!と喜んでました。

ロックウェルへ行くまでに経済的余裕が出来て、ハーモニカを数本持てるようになった松尾さん・・・良かったです!

今の若者も同様、経済的に恵まれずバイトに明け暮れた日々でした。仕事疲れの限られた時間に気分転換に音楽を・・・ということで短時間で内容の濃い練習ができ素晴らしいアーティストが生まれて行ったのでしょう。やはり危機的環境が素晴らしい才能を呼び起こします。

このコロナ禍の状況でも「自分自身の何か」をマイナスからプラスに変えたいと思います。災い転じて福となすっ!

正直言って「めぐる季節」に風の合成音は記憶にあるのですがハーモニカが入っているなんて気付きませんでした。再度聴き直すと・・・入ってました!

しかも全体にわたってハーモニカが・・・。きっと素晴らしいテクニックで曲に溶け込んで・・・。エンディングはハーモニカのソロ・・・。松尾さん!今まで気づかずにいました。ごめんなさい!

オフコース初参加でこれだけの重要なパートを任せた小田さんとYassさんもすごいですっ!それだけ信頼関係、チームワークの結束があったのでしょう。

日本武道館のおはなし

3人が武道館へ行こうよと言いだしオレたち2人は行きたくなかったけど結局、君たちに説得された。

松尾さん曰く10日間やる!と言われた時「やめとけ!」と思いました。

 

ギターテクニックのおはなし

松尾からロックっぽい弾き方をみて参考にした。

Yassさんの「SONG IS LOVE」や「JUNKTION」のあの雰囲気の演奏をこれからもされたら良いな・・・って勝手に思ってます。

曲作りのおはなし

オレと小田が曲を作って、3人がそれを評価する係に分担していた。

ディレクタールームみたいなところに3人が座っていて2人で演奏するんだけど・・・「これダメ!」って言われて・・・(・・;)

「いくつもの星の下で」をやった時、松尾から「Yassさん!これいい曲や!」って言ってくれて嬉しかった。

雑感

その当時のオフオースの内情を垣間見る楽しいおはなしでした。

5人が平等で話し合えるフランクな雰囲気。

それが演奏スタイルにも表れて、2人のオフコースの清純なスタイルからロックっぽい感じに変わっていくのにそう時間はかかりませんでした。

それが良かったか否か賛否両論があるところですが、その辺のオハナシはまた日を改めて。

最後に・・・フランクな雰囲気ながらYassさんの「オレたち2人と君たち3人」という「目に見えない一線」がおはなしの随所に出てくるのが印象的でした。

以上、記憶の断片をつなぎ合わせた味気ないレポになってしまいましたが、要約としてご参考にしていただければ幸いです。

お口直し

ワケの分からん付き人のレポのお口直しとしてプロのライブレポをご紹介させていただきます。

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