本日4月13日、「so far so good」の配信および歌詞掲載が解禁されました。

付き人が感じたことを述べさせていただきます。

曲について

1.冒頭の木村万作さんのドラムから始まるアーフタクト(=1拍目以外から始まる)の劇的な出だし!そうです!「ラブ・ストーリーは突然に」のギター3連符を彷彿(ほうふつ)させます。コンサートでは万作さんの「ワンツー」という掛け声で始まるのでしょうか?←ちゃうちゃう!スティックでカウントを取りはるんやわ。さてどちらでしょうか?当日が楽しみです。

2.「坂道を上って」と同様、劇の主題歌として大げさな盛り上がりはない代わりにセリフを邪魔しない流れるような曲調となっています。

歌詞について

1.昼間にTwitterで第一印象を述べさせていただきました。

2.「今 すべてのことが 変わっていく」

  それはコロナ禍だったり、自然災害だったり、ウクライナ紛争だったり・・・。

  人の心は知らず知らずの内に「すさんだ」方向へ変わっていってしまいます。

3.この歌詞の中で印象深かった表現は・・・

 「嬉しいこと 悔しいこと 繰り返しながら・・・」

 普通「嬉しい」の対義語は「悲しい」ですよね。

 それを小田さんは「悔しい」を選ばれた。

 「悲しい」は落ち込む感じがして、もうその後はお手上げって感じです。

 それに対して「悔しい」は、悔しさをバネにがんばるぞ!って意味も込められていると考えます。

 ウクライナでの惨状が「悲しい」と思うだけか、惨状を知っても何もできない自分が「悔しい」と思うかによってその人の人生は大きく変わっていくことでしょう。

 当然「悲しい」ことはもうこりごりって意味もあるでしょう。

4.「春は来て 春は行く」

 ここでは春=出会いの時、事始め(スタートする時)という意味。

 出会いの時、スタートする時は短いよ~。だから今、最初の一歩を踏み出そうよ。でないと時期を逸してしまうよ・・・とおっしゃっているよ~な気がします。

4.「この街に また 春が 帰ってきた」

 何を隠そう、小田さんがライブでこの街に帰ってこられたって言うことです。だから勇気を出して最初の一歩を踏み出そうぜ!

 その後に続く「少しだけ強く 今 風が吹いた」

 歌の出だしは「やわらかな風が街を包んだ」となっていますが、小田さんがこの街に来られて皆さんの背中を押す小田さんの歌=風が少しだけ強く・・・。

5.最初の一歩を踏み出すのは「誰かを幸せにする」ためです。「誰か」とはご家族だったりペットだったり、極論を言えば道行く人だったり・・・。

  小田さんもご高齢ながら誰か(=ファンの皆さん)を幸せにするために一歩を踏み出されました。

  そういった意味でもこの歌はドラマにもマッチして、しかも今回のツアーにピッタリの曲であるとも言えます。



   so far so good

        作詞:小田和正

春がまた ここに 帰ってきた

やわらかな風が 街を包んだ

 

今 すべてのことが 変わって行く

人の心も 変えて行く

 

嬉しいこと 悔しいこと 繰り返しながら

相変わらずの毎日 そんな自分だけど

 

誰かを 幸せに出来るとしたら

きっと それが いちばん 幸せなこと

 

小さな夢と 不安を抱えて

自分が思う道を 歩いている

 

たとえ 選んだその道が 間違っていても

無駄な時間が 流れるわけじゃない

 

どれだけ 遠回りになったとしても

いつか 目指したその場所へ たどり着けるはず

 

でも 誰かを 幸せに出来るとしたら

きっと それが いちばん 幸せなこと

 

春は来て 春は行く

生きて行けば また 時は来る

 

誰かを 幸せに出来るとしたら

きっと それが いちばん幸せなこと

 

この街にまた 春が 帰って来た

少しだけ強く 今 風が吹いた