映画「64-ロクヨン」の主題歌を担当された小田さんが映画に関してコメントを発表されていますのでご紹介します。
主題歌のオファーを受けた際の感想について小田は「横山秀夫さんの本はとても好きなので話をいただいてビックリしましたが嬉しかったです。横山さんご本人は納得してくれているのかな、と考えたりしました。『64(ロクヨン)』はもちろん読んでいました。で、監督は自分にどんな曲を期待してくれているのかなとやはりそれを考えましたが、あえて質問はしませんでした」と語った。
すでに本編を鑑賞したという小田。主題歌に込めた思いについて、「重いテーマだったので同じような色合いで前向きな感じがいいかなあとスタートして、とにかく『君を想う気持ちだけが強くなっていく』というところへ行き着きました。で、その流れで願いも込めて『風は止んだ』になりました」とコメント。さらに「映画はとても見応えがありました。せっかく多くのスタッフと役者さんたちが懸命に作ったのに最後で、歌が足を引っ張ったりしなければいいけれどと、それを願うばかりです。なんとか少しでも貢献できたら嬉しいです」と続けた。
昭和64年といえば、小田が所属していたオフコースが解散した年。小田は「(昭和天皇)ご崩御が今日か明日かという中、オフコース最後の全国ツアーをやっていて僕らは大阪にいました。解散していくということも自分たちにとっては大きな事件だったから、公なことと個人的なことと2つが重なって、複雑な思いでした」と当時を振り返った。最後に小田は「今回は大事な主題歌を書く機会を与えていただいて感謝しています」とコメントを寄せている。
以上、「映画ナタリー」より引用させていただきました。
そう!昭和64年はオフコースが解散した年だったんですね。1月6日、7日、10日、12日に「STILL a long way to go OFF COURSE CONCERT TOUR 88-89」の大阪公演が大阪フェスティバルホールで行われていました。先日の森亀橋のコンサートはそういう意味で小田さん自身も感慨深かったのでしょうね。丁度そのころ、あの「64ロクヨン」の事件が起こったんですね。←あれは小説やがな! 解散以降の歌の内容や、この小田さんのコメントからして、まだ、小田さんはオフコースを引きずっている…小田さんこそ昭和に取り残されて生きているのかも…←大胆な発想やな! 作られる歌は、昭和の雰囲気が…オフコースへの思いが…。←ほんなら、TULIPみたいに再結成して、全国ツアーやったらええやん。←そこは、小田さんたる所以で、ご自身で規制されていらっしゃる。←要は頑固やねんな。←そうとも言う(^_^;)
コメントの内容は、さすがに映画監督の経験がある小田さんらしいご発言ですね。「オレもまた映画を撮りたくなった…」と言い出しそう(^_^;)
コメントの内容は、さすがに映画監督の経験がある小田さんらしいご発言ですね。「オレもまた映画を撮りたくなった…」と言い出しそう(^_^;)
同じく「映画ナタリー」からの引用で、「64-ロクヨン」の映画監督である瀬々敬久さんのコメントも掲載します。
たった7日間しかなかった昭和64年。平成という時代になって大きく社会も人々も変化した。だが、昭和という時代にまだ忘れ物をしたように生きている人たちがいる。そういう人たちの切ない思いが錯綜する映画、それが「64-ロクヨン- 前編 / 後編」だと思いました。それらの思いを抱えつつ、ラストには生きる希望を伝えたかった。それを支えるには小田和正さんが作る楽曲が相応しいのではないか。そう思い、小田さんにお願いしました。
生まれて来た そのわけは
今もまだ 分らないけど それでも
生きてゆく その意味は
少しだけ 分ったかも しれない
出来上がった曲の歌詞はこう始まります。僕は感動と共にある喜びを感じました。この歌詞からすぐに、ブルース・スプリングティーンの「生きる理由」という曲を思い出したのです。スプリングスティーンがテレンス・マリック監督作品「地獄の逃避行」を見て想を得て作ったアルバム「ネブラスカ」、その中のラストを飾る曲です。その後、ショーン・ペンは「ネブラスカ」の中の「ハイウェイ・パトロール」という曲からヒントを得て映画「インディアン・ランナー」を作ります。そのアルバムの最後を括る「生きる理由」。人は、苦しい時であればあるほど、「生きる理由(わけ)」を探します。「64-ロクヨン-前編 / 後編」もそういう人々の大きな集合体である映画です。荒涼とした大地、ネブラスカと同じように北関東のささくれ立った風景の中で展開していく「64-ロクヨン- 前編 / 後編」の世界に挿す一筋の光、それが今回の小田さんの楽曲です。この曲のおかげで映画はさらに大きなものを得ることが出来ました。小田さん、本当に感謝しています。ありがとうございました!
生まれて来た そのわけは
今もまだ 分らないけど それでも
生きてゆく その意味は
少しだけ 分ったかも しれない
出来上がった曲の歌詞はこう始まります。僕は感動と共にある喜びを感じました。この歌詞からすぐに、ブルース・スプリングティーンの「生きる理由」という曲を思い出したのです。スプリングスティーンがテレンス・マリック監督作品「地獄の逃避行」を見て想を得て作ったアルバム「ネブラスカ」、その中のラストを飾る曲です。その後、ショーン・ペンは「ネブラスカ」の中の「ハイウェイ・パトロール」という曲からヒントを得て映画「インディアン・ランナー」を作ります。そのアルバムの最後を括る「生きる理由」。人は、苦しい時であればあるほど、「生きる理由(わけ)」を探します。「64-ロクヨン-前編 / 後編」もそういう人々の大きな集合体である映画です。荒涼とした大地、ネブラスカと同じように北関東のささくれ立った風景の中で展開していく「64-ロクヨン- 前編 / 後編」の世界に挿す一筋の光、それが今回の小田さんの楽曲です。この曲のおかげで映画はさらに大きなものを得ることが出来ました。小田さん、本当に感謝しています。ありがとうございました!
「映画ナタリー」より引用。
この映画と小田さんの歌のテーマは「生きる希望」だったのですね。希望が、あるこそ、人は生きていける…ただ付き人は、その解説を読むまで、そんな深いメッセージが込められた映画だとは、つゆ知らず(-。-;
以上終わります。←わ、手抜きよった!他の記事の引用ばっかりやがな!
以上終わります。←わ、手抜きよった!他の記事の引用ばっかりやがな!
映画ナタリー様 記事、写真の無断引用をお許しください<m(__)m>
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